「フリーターの方が稼げる」が間違っている理由まとめ!正社員vsフリーター 正社員のメリットとは

まとめ
joh
皆さんこんばんはMIJINKOblogのjohです!

若者を中心に最近チラホラと聞こえてくる「正社員よりフリーターの方が稼げるんじゃね?」なんて会話。 この手の話はもう既に長きに渡り議論されて来ており、特に若いうちはフリーターの方が手取りが多いなんて言われたりする時代でもあります。

実際にツイッター上でも「フリーターの方が稼げる」なんてツイートは検索すればいくらでもでてきます。 ですが、この認識は大方間違っていますが一方で、一部正しくもあります。

それは一体どういうことなのでしょう。

以下でフリーターの方が稼げるというのが何故間違っているのか、そして何故一部正しくもあるのかを解説していきます。

フリーターの方が稼げる説が間違っている理由

①毎月の手取り以外のところに注目

この手の論争でよく比較されているのが「20代社会人VS20代フリーター」ですが、確かに毎月の手取り額だけを見ればフリーターの方が優っているというのは特段珍しい話ではありません。

大卒初任給が20万程度なのに対し、時給1500円のアルバイトで毎日8時間の労働時間で月に22日働くとすると 1500円×8時間×22日で26万円程になりますし、さらに稼働時間を増やしたり時給のいいアルバイトをするとなれば額面で30万を超えることも不可能ではありません。

一見するとフリーターの方が断然稼げるじゃないかという話になりますが、これはあくまで毎月支払われる20代の時点でのお給料の話。 フリーターとは違い、正社員には昇給やボーナス・退職金・厚生年金などが数多くフリーターにはない優遇されたポイントがあります。

先日、大手企業の夏のボーナスが過去最高の96万円!なんてニュースが報道されていましたが

大企業平均 過去最高の96万7386円

さすがに20代でこの額を貰える方は極少数ですが、一般的な会社でも50〜60万円程度は貰えるかと思います。 ボーナスは通常年2回ですので、ボーナスだけでも年100万円以上は貰えることでしょう。

更にアルバイトでは昇級はほとんどありませんが正社員ではあること、アルバイトでは退職金がないことに対して正社員では多額の退職金が貰えることなど

退職金、平均は2156万円受け取り方で総額に差が

正社員は実はかなり手厚いことが伺えます。 また、フリーターは払っている年金も基礎年金だけなので、将来貰える年金額は少ないです。(そもそも年金が貰えるかは分かりませんが笑)


②福利厚生がない

正社員にあってアルバイトにないもの、その1つに「福利厚生」が挙げられます。

福利厚生とは、簡単に説明すると会社側が、従業員他その家族の福祉を向上させるために、賃金以外のサービスを提供することを指します。 福利厚生には様々なものがありますが大まかなもので言えば

○厚生年金
→20歳以上60歳未満の全ての国民が加入する「国民年金」とは別に上乗せして加入する年金のこと。フリーターでは加入できないことが多い一方、会社員の場合、厚生年金など会社が半額を負担してくれているので大分お得。
若いうちは気付きにくいこの隠れた差が老後年金受給額において大きな差となって如実に現れるのです。

○健康保険・雇用保険等の社会保険
→日本は国民皆保険制度を導入しており、どのような人でも健康保険に加入することが義務付けられていますが、会社員であればその会社の社会保険制度に自動で加入することになるため、面倒な手続きをする必要もありません。

しかし、フリーターとなるとそうはいかないので基本的に自分で何らかの手続きを行い健康保険に加入しなければなりません。(しかも会社員より高い!)
また、雇用保険とは何かしらの理由で失業した時に、雇用保険に1年以上加入していれば給料の約半分を受給することができる保険ですが、こちらもフリーターの場合ですと条件を満たした上で自分で加入しなければなりません。

○その他家賃補助、社員食堂、社員寮、保養所等のサービス
→その他にも家賃を相当額負担してくれる家賃補助や手頃な価格で食べれる社員食堂、格安で住める社員寮やお得な保養所など、フリーターには無い制度は数多く存在します。

③給与明細の中身

上の話にもかぶってくるのですが、正社員の方がよく言う「バイトの方が稼げる」という発言の多くは月の手取り額を指して比較していることが多いですよね。確かに正社員よりフリーターの方が手取り額が多いことはしばしありますが、それにはあるカラクリがあります。。

正社員の手取りとは厚生年金、健康保険、雇用保険、失業保険、市県民税、所得税などが主に引かれた上での金額を指しているはすですが 、フリーターの場合ですと引かれているのは所得税のみで他の税金は全然引かれていないなんてこともザラにあります。

正社員が給与から天引きされている各種保険、税金等をフリーターの人は本来自分自身で払わなければならないのです。(滞納してる方が非常に多いですが)

ですので単純に給与明細だけを見比べてあーだこーだ言うのは実はフェアではないのです。

一見フリーターの収入は多いように見えますが、きちんと税金を支払うとかなり手取りは減ってしまうのです。

④生涯年収

似たような話になりますが、フリーターと正社員の「生涯賃金」を比較してみると正社員とフリーターでは生涯賃金はおおよそ下記のようになると言われています。

  • 正社員(全体):約2億円弱
  • 大卒正社員:約2億5000万
  • フリーター:約6000〜1億円

※あくまで参考平均値。

ボーナス、昇給、退職金のある正社員と無いフリーターでは2〜3倍程生涯賃金に差がでてくるのが事実なのです。


フリーターの方が稼げるが一部正しい理由

ここまで「フリーターの方が稼げる」がいかに間違っているのかを長々と書いてきましたが、冒頭で言いましたように「フリーターの方が稼げる」が一部正しいという側面もたしかに存在します。

それはどういうことかと言うと、上記で説明したような正社員のメリットを享受してない正社員と比べた場合のみ、フリーターの方が稼げるという説は正しいと言えます。

例えば、賃金面。

世の中にはサービス残業が蔓延している、昇給がほとんどないor僅か、ボーナスがない、まともな福利厚生もない、といったいわゆる「ブラック企業」が数多く存在しています。

そのような待遇で働いている正社員と比べた場合、確かにフリーターの方が稼げると言うのは正しいと言えるでしょう。

つまり、「フリーターの方が稼げる」というのは正確には「(底辺ブラック企業正社員)よりはフリーターの方が稼げる」ということなのです。

確かに、そのような会社でもし正社員として働いているのならばいっそフリーターとして働いていた方が金銭的にも精神的にも幸せになれるかもしれません。

今の世の中、何に価値を置くのかは人それぞれですしフリーターとして生きていくのも全然アリだと私は思います。

ここでの説明は省きますがフリーターはフリーターでたくさんのメリットがあるのですよ!

長くなりますので詳しい話は次回にということで……