皆さんこんばんは師走は忙しくなかなか記事を書く時間がとれないjohです…。
突然ですが皆さんは敵性語というものをご存知でしょうか。
そうです。誰もが学生時代の歴史で習ったことのあるアレですね。
わからない方のために一応説明しておきますと、敵性語とは敵対国で一般に使用されている言語を指したものですね。

第二次世界大戦中の日本ではこういった敵性語を禁止にしようという運動がマスコミや民間を中心に行われていました。英語禁止!
そうなんです、これ。多くの方が勘違いされていますが法律で取り締まられていたわけではないんですね。
あくまで自発的に行われた自主規制です。
そもそも古くは幕末・明治初期の頃より欧米に範を取り近代化を行っていた日本において、英語を筆頭とする外来語が日本語に与えていた影響は決して小さくなく、戦前中の日本国内でも簡単な英単語・和製英語はマスメディア上のみならず、市民の日常において盛んに使用されていたものである。
例として、情報局編集・内閣印刷局発行の『写真週報』や、政府や軍部の検閲を受けたニュース映画「日本ニュース」といったプロパガンダで用いられたメディアでさえ太平洋戦争末期に至るまで英単語は使用されている。
wikipedia参照
ということで今回は英語禁止!により言い換えられた単語を一部紹介していきたいと思います。
〜野球編〜
- ストライク→よし一本
- ボール→悪球
- ファウル→だめ、圏外
- アウト→ひけ、無為
- 三振→それまで
- セーフ→よし、安全
- タイム→停止
- グローブ→手袋
などなど。。
今でも野球では漢字表記のものが数多く使用されていますが、それらも当時の名残なのでしょうか。
それにしても「よし」とか「だめ」とか「安全」とかダサすぎるw
ちなみにこの日本語による野球は、野球らしくないとの理由でファンだけではなく選手、審判にも評判が悪かったらしい。
そらそうよ。
〜スポーツの呼び名編〜
ベースボール→野球のように他のスポーツも漢字表記があるようです。
- ラグビー→闘球
- バレーボール→排球
- ゴルフ→打球、芝球
- ハンドボール→送球
- スキー→雪滑
- サッカー→蹴球
- バドミントン→羽球
- テニス→庭球
- ドッジボール→避球
- バスケットボール→籠球
等々。。
これは今でも特に学生時代なんかによく使われますよね。
「排球魂」とかいったりしてね笑

〜飲食物編〜
- サイダー→噴出水
- キャラメル→軍粮精(ぐんろうせい)
- コロッケ→油揚げ肉饅頭
- カレーライス→辛味入汁かけ飯

辛味入汁かけ飯ってwwwいや、確かにその通りなんだけど見事なまでにクソ不味そうww
コロッケの油揚げ肉饅頭もあんまり食欲そそられませんね(笑)
〜楽器編〜
- サックス→金属性先曲がり音響出し器
- トロンボーン→抜き差し曲がり金真鍮喇叭(しんちゅうらっぱ)
- コントラバス→妖怪的四弦
- ピアノ→洋琴
- ドレミファソラシド→ハニホヘトイロハ
覚えるのが大変ですね(笑)今風に金属性先曲がり音響出し器のことを金先(きんさき)とか言って略してたりしたんでしょうかね(笑)
コントラバスも妖怪的ってなんやねーんw
その他
- カンガルー→袋鼠
ふくろねずみwwなんかすごい気持ち悪い(・・;)
いかがでしたでしょうか。
今の日本では考えられないですよねw
きっと1日の会話の中で一回も和製英語がでてこないなんてあり得ないってほどに和製英語は浸透していますからね。
それにしても竹槍作戦といい当時の日本はなんか…あれですよね。
英語禁止というものののマスメディアや民間が自発的にやり始めただけで軍部内では普通に英語が使われていたようです。
西洋でうまれたものなんだから無理くり日本語にしなくてもねぇ…
ほんと余裕がなかったんだなぁとしみじみ。。
ちなみに、当時の海軍兵学校や中学校(旧制中学)では、英語の授業はちゃんとあったらしいですね。
もちろん、大学でも外国語の講義はあったようで。
騒いでいたのはマスメディアのみと。。
今も昔もマスコミはおバカなんだなぁと…
最近、私はこういった戦争映画やドキュメンタリーをよく見るのですが、やはり決して繰り返してはいけない歴史だなと感じます。
(ちなみに広島へ訪れた際の原爆資料館では衝撃のあまり絶句してしまいました)
日本人ならば一度は訪れ自国の負の歴史を胸に刻むべきだと個人的には思いました。
皆さんもぜひ広島を訪れ原爆ドームと資料館を見てみてはいかがでしょうか。
オチがよくわからないことにw
閲覧ありがとうございましたm(__)m